お祓い --- 地鎮祭



現代では地鎮祭をするべきか否かをお考えになられる施主が多いと耳にします。

神仏に対する思いが現代と違った時代であれば、地鎮祭はするのが当たり前だったと思います。

地鎮祭→上棟式→完成→お祓い→神棚をまつる が流れとして受け継がれてきたのではないでしょうか。

この地に住まわせてもらう許可をこの地を守ってくださっている神様に請うのが地鎮祭です。
地鎮祭の起源は古く1300年程前から行われていたようです。

人間は自分勝手に生きているのではなく、神仏に守られ自然とともに生かされているという真実に基づく当然の行為だと思います。

その地に住むのが当たり前、自分の土地なのだから 無形のもの、目に見えない事にお金を払う価値がないと思われるのであればなさる必要はないかもしれません。

しかし、地鎮祭をするか否か悩まれるのであれば「するべき」であると申し上げさせていただきます。

自分の管理している土地に突然何の断りもなく家を建てられ、見ず知らずの人が生活し始めたならば・・・どう思いますか? マンションや賃貸住宅などの場合でご自分で地鎮祭をしていない、出来なかった場合は、 お祓いをし神棚をおまつりされることをお考えになられては如何でしょうか。

其処までもできない場合は、最低限でもその土地を守ってくださっている 神社にお参りに(ご挨拶に)行かれることをお奨め致します。

自分は立ち会っていないが、地鎮祭を工務店、業者がしてくれたという場合でも上記のことをお奨め致します。

カセットテープで祝詞を奏上する勘違い地鎮祭をされる工務店や業者、なんちゃって神主が存在していますのでご用心ください。

地鎮祭をきっちりと行っていなかった土地や家は霊的に問題が発生しやすい傾向にあることを付け加えて申し上げさせて頂きます。

お住まいになる家・土地は一家が末永く幸せになるための大切な場所であること、その土地は氏神様が守ってくださっていることを お知りになっていただきたいと思います。



「鈴なり」での地鎮祭



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